2019年11月13日 13時52分

1. 生活保護者は借金ができない
2. 生活保護でも借金しても良いと言うのは？
3. 生活保護の資金が必要なとき
4. お金が足りない時には正直に言おう
5. 生活保護者に近寄るヤミ金

 
 

生活保護者は借金ができない

大手消費者金融カードローンの申込ができるのは、20歳以上で収入がある方です。では、収入があるのなら申込要件がありますが、年金受給者、生活保護者は借り入れができるでしょうか？
 

収入の種類

大手消費者金融では年金受給者の審査は難しいとされていて、生活保護者の借り入れはできません。

ちなみに、パートやアルバイトの収入は審査次第でキャッシングができます。パートやアルバイトは勤労所得であり、年金受給者は一定の収入ですが、他の借り入れの存在が必要です。

中小消費者金融などの甘い審査では、年金受給者の借り入れができる場合があります。シルバーキャッシングなどでは、年金も収入対象になります。ところが生活保護者では借り入れができないでしょう。大手消費者金融だけではなく、中小消費者金融では借り入れができないようです。
 
 

生活保護者は借りれない

生活保護とは、国からの一定の最低生活の貯めに支給されるものです。当然他の収入が認められる事で、金額が減らされるのです。

このような収入は、一定収入とは認められる事なく、無職とみなされるのが大手消費者金融の審査です。銀行カードローンもクレジットカードの申込も全て同じです。生活保護者は借金ができない。

もし、借金ではなく、仕送りや贈与、年金支給などは、全て収入に入ります。そして、キャッシングしたとしたら、それが収入とみなされ、次の生活保護から減らされることになります。

バレたとしたらという言い方はおかしいですが、借金してしまったとしたら、生活保護の小費用がもらえない。没収の形になります。

大手消費者金融でも審査通過ができないのですが、生活保護を国から支給されている方は、それを収入としてキャッシングをすることができないという事になっています。ですから、生活保護をもらっている方は、審査の時点で落とされる事になっています。
 

生活保護者は無職

もともと、生活保護をもらうということは勤労所得がない。財産がないことで、生活最低限のための施しになります。ですから、無職、収入がないことの象徴であり、20歳以上の収入がある方が借りれるカードローンやキャッシングの資格にならないです。

年金受給者とは違う収入であることは確認して下さい。貸付などでも返済が国のお金ということですから、最初から借金ができない身分です。

しかし、生活ができない点においては、社会福祉協議会などでの相談はできます。それが、生活に必要な資金であれば、生活保護でも資金調達の話しは可能になります。
   
 

生活保護でも借金しても良いと言うのは？

生活保護者は借金をしてはならないという法律はありません。それなら、金融業者が審査通過で借りれる可能性があります。しかし、大手消費者金融も中小消費者金融も収入が生活保護だとわかると審査に通らないことでしょう。
 

在籍確認はどうするの？

審査の過程で、消費者金融だけではなく銀行カードローンも勤務先に在籍確認をします。在籍確認の方法は、○○さん（＝申込者の本名）はいますか？と聞くだけです。そこにいる必要もなく、不在でもOKです。そこで勤務している事が分かれば良いでしょう。

しかし、生活保護者の勤務先はないことになります。在籍確認ができない収入では、無職同然です。大手消費者金融では年金受給者も審査に通らない事があります。

ですが、生活保護者と違うのは、年金は働いた証拠として支給されるものです。ある程度の金額であれば、安定収入とみなす中小消費者金融は存在しています。在籍確認はありませんが、年金証書などで収入証明書があれば審査に通ります。

ところが、生活保護者は別です。一応支給はあるものの、収入にはならないでしょう。審査が最後まで行けない事が借りれない事態になります。
 
 

審査で通らない理由

もし生活保護者だとわかると、返済リスクが高いと見られます。また、生活保護者は、銀行振込のチェックなどがされています。

もともと生活保護費は決して高額ではありません。万年資金不足であることは理解しています。ですから、お金を借りたいのも納得です。

しかし、生活保護支給されることは、最低の人間生活ができる程度です。もっと借りたいと中小消費者金融などのキャッシングを受けると、銀行振込の通帳チェックで、翌月その分差し引かれることになります。

要するに、生活保護以上の収入があることでは、生活保護が削られる結果になります。そして、これは絶対にバレます。
 

内緒で借金

これは自分が借金してしまったことを隠していると、何かでバレた場合、生活保護そのものの支給停止になります。

もし借りてしまったら、削られる事を前提にしたキャッシングなら仕方のないことです。来月の支給まで資金が不足してしまったので、借りましたと正直に言えば、来月の生活保護費が少なくなるだけです。違反ではありませんが、収入があるのなら、生活保護はいらないね、ということになります。

考え方としては、不正に収入を得てはならないということです。生活保護をもらっている方が、働くようになればその分の申告が必要です。それが勤労だけではなく、借金も同様です。
   
 

生活保護の資金が必要なとき

生活保護は無職が受けられる返済無用の国の資金です。いくつか決まりがあり、審査もあります。誰でも受けられるものではありませんが、一部だけ生活保護という方もいます。
 

母子家庭

それぞれの自治体で、母子家庭の手当の内容は違います。母子家庭になれば、片親に対する手当がありますが、それだけでは生活ができない場合は、生活保護の一部支給になります。

生活保護の規定は、年々ゆるくなっていて、昔は娯楽のためのテレビ、効果なクーラーも禁止でした。車がないと生活ができない地域では一部車も持てますし、保険も規模が小さな掛け捨てでは認められる事があります。

また、子供も進学、家電製品の購入などでも資金が生活保護費用とは別に出る事があります。葬式代も天涯孤独の生活保護者では支給があります。こうして生活保護と言っても、一応は内容が違ったり、目的がある資金調達では相談ができます。いずれも最低生活に必要なものです。
 
 

余談ですが

生活保護者はつつましい生活をしている方はいますが、国民年金だけの暮らしよりも金額が高い場合もあります。働いていないのに、年金もないのに優雅な生活をしている場合もあります。

これは日本の福祉制度の成熟さを象徴していますが、現在国内では200万人以上の生活保護者がいます。100%生活保護ではなく、一部生活保護の方も加えるとかなり増えます。
 

生活保護者の借金

生活保護者では、いわゆるカードローン、キャッシングの申込ができません。審査では、生活保護者であれば貸さない様になっています。

それは、もともと収入が少ない、安定収入とは言えないからですが、金融業者にしてみれば返済リスクが高い契約だからです。要するに、安定収入とは勤労所得であり、収入証明書があり、自分で生活を営んでる場合のみの対応です。

借金ができるのは、安定収入が必要であり、生活保護者は除外です。ただし、上記のように生活に必要な資金に関しては、相談に乗ってくれます。これが、社会福祉協議会などでは、貸付の形がありますが、ケースワーカーなどでは、必要資金の審査が通ることで、返済無用の資金調達ができます。

借金の概念は生活保護者にはありません。というのは、借金は収入であり、貸付を受けた時には、従来の生活保護からの差し引くことになります。

そうではなく、特別な資金調達に関しては勝手に借りるのではなく、直接ケースワーカーに相談してみて下さい。社会福祉協議会でも良いのですが、ここは直接生活保護の管理をしているところが管轄です。
   
 

お金が足りない時には正直に言おう

社会福祉協議会とは、福祉に関する相談ができます。生活保護の時にもお世話になるのですが、ここでは実際の支給元ではありません。
 

福祉資金の存在

ほぼ無利子が借り入れができる借金です。

消費者金融などとは違うのは、収入が少なく、非課税だったり、役所の福祉関係で実態の把握がされている事が前提になります。要するに、大手消費者金融や銀行カードローンで普通に借りれる方は対象外です。

では、生活保護をもらっている方は借りれるのでしょうか？それは無理です。ただし、社会福祉協議会と生活保護では、ラインができています生活の必要とされる資金であれば、生活保護を管轄している組織と連携が取れます。そちらに直接話しが行くことになります。

福祉資金は、あくまでも返済能力がある方が借りれるキャッシングです。子供の進学、入院費用などの臨時の借金であり、保証人がいることで借り入れが可能です。生活保護者では収入があることにはならないでしょう。

ただし、相談先としては社会福祉協議会は最適です。生活保護者は、数ヶ月に1度ケースワーカーの訪問があるはずです。この時に借金してでも資金がほしいことを告げてみて下さい。

絶対に、消費者金融などの申込はしない事。社会福祉協議会に相談しても、ケースワーカーに話しが行くことになります。
 

どうしても借りたいとき

ケースワーカーに告げる事なく、中小消費者金融では審査の上借りれる事があります。

審査に通ってしまったのなら、生活保護でもキャッシングができます。しかし、ケースワーカーにこのことは正直に告白して下さい。本当はしてはならないことですが、消費者金融で借りれたのなら仕方のないことです。

ケースワーカーがすることは、借り入れたお金があるので、翌月の生活保護のカットです。当然のことであり、2万円の借り入れをしたのなら、翌月は2万少ない生活保護になります。それで、解決になります。

借りたということは収入があることになります。ですから、消費者金融などからの借り入れは損してしまうでしょう。バレなければ良いと考える方もいて、実際に借りている方もいます。しかし、この行動がバレた時には、翌月カットだけではなく、生活保護そのものがストップしてしまうことになります。

これは収入があるのに、それは借金だとしても、正確に届け出をしない不正受給になります。生活保護では不正受給が続いた場合は、容赦なくカットしてしまいます。ですから、生活保護をもらっている時には、消費者金融などに借りない。ケースワーカーや社会福祉協議会に直接話しをしてみることです。

そこで、生活に必要な資金であれば、堂々と借り入れではなく、支給の形になることがあります。ちなみに、寒冷地では、冬の間は暖房費として、生活保護費がプラスアルファされます。灯油代がなければ生活ができない。生活に必要な資金の用意が存在しています。
   
 

生活保護者に近寄るヤミ金

公開してしまうのは憚れるのですが、生活保護をもらっている方で、中小消費者金融などの借り入れ内緒で行っている方も存在しています。本当はしてはならないことですが、その方たちが言うのは、金利が高くとても苦労しているということです。
 

ヤミ金のキャッシング

普通でもヤミ金の借り入れはしないほうが良いのですが、ヤミ金のホームページでは生活保護でも借りれると明記があります。その言葉でつい乗っかってしまうのですが、金利の高さは半端ないです。

生活保護で、中小消費者金融でも借り入れができない場合があります。そんな時審査がないヤミ金に走ってしまうのは、生活保護者だけではありません。このヤミ金で借りる生活保護者の数は多くなっています。

しかしながら、ケースワーカーにばれないようにするとか、負担ない返済にしますというのですが、とても返済ができるものではありません。そんなにもらっていない生活保護では、返済ができない内容になります。ケースワーカーにバレないつもりが、自分から苦しくなってしまう場合があります。
 
 

最悪は生活保護ストップ

生活保護ストップというのは最悪ですが、ヤミ金からの借り入れではとても危険な状態です。

生活保護とは無職、無収入の方が最低限の生活のための資金提供です。そして、借金したのなら、その旨を伝えることで生活保護費の削減があります。

しかし、内緒で借りた場合は、罰則としてストップしてしまう。ヤミ金の返済ができないとなると八方塞がりです。これは、生活保護者は原則的に審査があるキャッシングができない。その時点で、借金は諦めることです。
 

ケースワーカーに相談を

生活保護をもらいながらの借金というのはない話しです。

しかし、生活保護費用は十分ではなく、いつも資金が必要というのです。それはそのはずです。もし収入がある仕事をするのなら、いつでも生活保護のストップができます。そして、堂々と消費者金融の借り入れができます。

生活保護では、審査通過ができない消費者金融。借りれないからとヤミ金に行くのでは、全てを失うことになります。どうか生活保護でお金貸してくださいというのは、できない話しである現実を直視して下さい。

全ての生活が最低限であり、収入がある時には申告義務があります。それが借金も収入になりますが、ヤミ金では話しにならないでしょう。ということで、生活保護者はヤミ金の借り入れは絶対にしないことです。自分でクビを締めることになります。

そして、ケースワーカーに直接資金の相談をしてみて下さい。借りれるというのではなく、不足してまう資金の話しは全て正直に行ってみてください。生活に必要な資金であれば、返済なしの支給がある場合もあります。生活保護をもらったのなら、全てケースワーカー頼りであり、勝手なキャッシングなどはしないことです。